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侘助

君と出会って

初めて 本当の 安らぎを

知った

どんな甘い言葉もいらない

ただ あの頃のように

そばにいて欲しい

一輪 侘助の花が 落ちた


インク

インク壺の中に

手首から紅い雫

一滴 二滴

そんなインクで綴ったら

本当のことが伝わるかしら

白い紙の上で

紅く光って

本当の気持ちが伝わるかしら



あなたの声を
たった一言でいいから
心に生きた水が流れるように

香りに包まれて
眠る
水底に沈むように
ただ
眠る

明日が来ない
そんな夢

誓い

届かないことは 分かっているの
それでもいいと 気付いたから
私はここで いつまでも
あなたを想うと決めました

詩を書くということ
心を開くこと
随分と忘れていた
もう一度
私の心に
潤いが戻りますように
ただ柔らかなこころ
ただ優しいこころ
包み込めるような
温かなこころ
もう一度
戻りますように

夏夢



もう あなたとは
夢のなかでしか
会うことはない

夢の中で
あなたは笑っていたので
私はそれだけで
幸せ

夏の欠片

汗ばんだ胸に
そっと指を滑らす


理解



わかっている
もう わかっている
僕たちは もう 二度と会うことはない

わかっている
もう 二度と触れ合うことはない

それでも 仕方ない
そういうものだと 理解する
それは 私に わずかに残された良心
わずかに残された理性

もう二度と僕たちは会わない



BOX



君が側にいないと
私は空っぽの箱のよう

バラバラになって
展開された立方体のように
ぺしゃんこになって
存在していたかすら
危うい

本当は
私という箱は
愛に満たされて
やさしさに満たされて
綺麗な紙で包んで
君に差し出したいのに

私という箱は
君と過ごした時間に
君と触れ合った時間に
溢れて
溢れて

ひとりきり
その溢れた記憶に
ぎゅっと身を固くする

私の形が溶けて
流れ出てしまう

行き場のない
身勝手な箱を
両の手で
ぎゅっと
抱きしめる



ハナミズキ



届かない想いは
ハナミズキの枝に結びつけて
枝ごと手折ってしまおう

薄紅色の重なり合う花びらは
私には似合わない
この先の時間が
どこにも辿り着かない

花が散る頃
この想いも一緒に
消え失せてしまえば
それだけが救い



アンテナ



もっともっともっと
あなたの考えていることを

もっともっともっと
あなたの好きなことを

もっともっともっと
あなたが感じていることを

知りたいの

身体全部がアンテナになるみたいに
あなたのこと
だいすき

あなたのこと知るたびに
私はまんまるの笑顔になる

ほんの少しの言葉でいいの
あなたのこと
教えて

身体全部がアンテナになるみたいに
あなたのこと
だいすき



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